④ 骨粗鬆症

骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気を 骨粗鬆症といいます。
骨の形成と吸収のバランスが崩れた状態となると骨塩の減少を引き起こし骨粗鬆症となります。
特に女性では、閉経により女性ホルモンが減少すると、骨吸収が亢進し骨粗鬆症となります。
骨粗鬆症の初期には、痛みなどの自覚症状が現れにくく、骨粗鬆症が進むにつれて、次第に背中や腰の痛み、背骨が曲がって、身長が縮むといった症状が出現し始めます。
また進行すると、骨折しやすくなり、生活レベルが低下し、介護が必要になることもあります。

検査
当クリニックでは、より正確に骨量を測定可能なDXA法を用いて検査します。
腰と大腿骨を測定し、骨密度を測定します。
若年成人との比較で70%以下を骨粗鬆症と診断します。

治療
骨密度測定により骨粗鬆症と診断された場合、さらに血液検査を施行し、骨代謝マーカーを調べ、骨粗鬆症のタイプ分類をします。
すなわち、骨吸収が亢進するタイプと骨形成が低下しているタイプか診断し、それらに適した注射 内服薬にて治療します。
また、骨 筋肉血流増多を促すため 運動器リハビリテーションも有用です。